クラックとは

時々パワーストーンの説明として書かれているもののひとつとして、「クラック」があります。クラックとは簡単に言えば「ひび割れ」のことです。大抵の場合インクルージョン(内包物)と同じように外側ではなく内側に細かくヒビが入っているもので、基本的には人工的な加工を経てクラック水晶になります。また、自然にクラックが入っているものもあり、レインボークォーツなどが代表的です。あまり色がついているような石にはクラック加工が施されることは少なく、ほぼ水晶(クリスタル)に対して行われていると思ってもいいと思います。

「ひびが入っているなんて不良品なのでは?」と思うかもしれません。確かに、一般的な商品でヒビが入っていることがわかればクレームものですし、あまりいい気分にはなりませんよね。ですが、ことパワーストーンにおいてはこのクラック加工が「いい!」と思われることも少なくないんです。かくいう私もクラックやインクルージョンがあるストーンは大好きです。

クラックが入ることでシンプルなクリスタルでもちょっとオシャレな印象になりますし、しかもクラック水晶は後から色を付けることが出来るということで、天然石からは外れてしまいますがさまざまなカラーのクラック水晶を選ぶことが出来ます。水晶のブレスレットを作りたいけど、透明なだけだと物足りない…という方はクラック水晶をうまく使うことでもっと洗練されたデザインを作ることが出来ますよ。

しかも、クラック水晶はそのままの水晶に比べて加工を経ることでそのパワーがより強力になると言われているんです。水晶のパワーはまさにオールマイティで、他の石のパワーを増幅させたり、魔除けになったり、こころを癒すのにも使われます。それでいて直感力を強めたりしてくれますし、自身をよりよい方向へ導いてくれる…まさにパワーストーンの王道、王様といってもいいストーンです。相性が悪い石がないので、組み合わせとしても最適なパワーストーンですね。

そのパワーがなぜかクラック水晶になることで増幅する…非常に不思議なことですが、そのようです。また、使用しているうちにクラックに変化があることも。中にはクラックがどんどんなくなっていって透明に近くなった!なんて方もいるようです。なぜそうなるのか解明はされていませんが、夢のある不思議な話ですよね。

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